赤ん坊がいて音楽がある暮らし
ロキノン厨をこじらせた大学生だった頃、週一で御茶ノ水のジャニスに通っていた。かっこよくて、ダサくて熱くて、美しくて、クールで、エモい。そんな音楽との出会いをとにかく求めていた。そのためには、能動的にいくしかなかった。音楽雑誌を読み、口コミを教えてもらい、ライブハウスやショップに足繁く通う。「取りに行く」しかなかった。
今はすごい。Spotifyを垂れ流しているだけで新しい音楽との出会いが無数にある。Youtubeでプロモーションをしているアーティストやバンドも多い。ライブ配信もある。「取りに行く」にしても、その労力は格段に少なくて済む。音源を手放してしまった音楽も聴ける。何より容量無限大。iPodに感動していた私に教えてビビらせたい。
おかげさまで、うちの子供たちは赤ん坊の頃からあれやこれやと聴かされている。最近、息子を観察していると「赤ん坊でも音楽の好みはある」と確かに思う。娘が赤ん坊だった頃と、反応する曲がまったく違うのだ。
現在、息子は0歳2ヶ月を過ぎたところ。毎日聴いている(聴かせている)のは以下の3曲。
ETERNAL WIND ~ほほえみは光る風の中~/中川翔子
これを聴くとよく寝る。寝そうだけど寝ないなー、昼寝してほしいなー、というときはしょこたん。
それにしても、きれいなメロディをストレートに聴かせる曲のしょこたんは本当に素敵だ。
TRUE BLUE/LUNA SEA
ギャン泣きでなければ、冒頭のハイハットが聞こえただけで泣き止む。息子はビビリで泣き虫なので、この曲にどれだけ助けられているか。
私はLUNA SEAといえばROSIERという世代なのでそちらも聴かせてみたところ、イントロのハイハットにビビって泣き出した息子。違いな何なのか。
世界の終わり/Thee Michelle Gun Elephant
これも大抵の場合は泣き止む。TRUE BLUEよりは効果は弱いけど。
ロキノン厨をこじらせていた時代の記憶が次々に呼び起こされて悲喜こもごも。でも、やっぱりかっこいい。
現在2才の娘が赤ん坊の頃にお気に入りだったのは以下の2曲。
Earth, Wind & Fire/September
とにかく機嫌が良くなった曲。寝返りを打つようになってからは、うつ伏せになってヘドバン状態でリズムにのっていた。
最近、Youtubeでこの曲のMVを一緒に見たのだけど、「おじちゃんがいっぱいいる」と言いながら踊りを真似ていた。
Daft Punk/One More Time
抱っこしながら縦揺れするとすぐに寝た。無音のときや、他の曲では寝なかった。
娘は毎日Youtubeで英語の童謡動画を見ながら踊り狂ってるだが、赤ん坊の頃に好きだった曲を思い出すとそのまま育ってきてる感がある。
2年後、息子はどうなっているのだろうか。